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【レポート】いわきスポーツアスレチックアカデミー(ISAA)アクティブラーニング企画を実施

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【レポート】いわきスポーツアスレチックアカデミー(ISAA)アクティブラーニング企画を実施

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2024年12月16日(月)にいわき市立長倉小学校5・6年生の体育授業の一環として、いわきスポーツアスレチックアカデミー(ISAA)のアクティブラーニング企画を実施いたしました​。

アクティブラーニング企画とは

​いわきスポーツアスレチックアカデミーはISAA2.0として、2024年4月より新たな活動方針を掲げました。スポーツに関わることの楽しさを創造し、子どもの体力・運動能力向上への貢献・さらにはスポーツ万能型人材を育成することを目的としています。​
また、近年学校教育では、探究学習やアクティブラーニング、デジタル教材やオンライン学習の積極的な活用により個別最適化された学びや協働的な学習の実現が求められています。​
そこで、いわきFCが持ち合わせているアセット(測定機材)を活用し、体力測定を実施。子どもたちのパーフォーマンスを瞬時に数値化しました。この測定結果を通して、主体的に学び、問題解決能力や協調生を育むことで自分自身を知ることを目的としました。​

実施概要

測定 1st

​測定は25m走と垂直跳びを実施。25m走はWITTYを、垂直跳びはOUTPUTを使用して自分のパフォーマンスを瞬時に数値化しました。測定結果をワークシートに記載をし、お友達と見比べたり伝え合いました。

測定結果の確認とスポーツ科学のレクチャー

改めて本企画の概要と授業の目的を説明して自分自身の測定結果を確認しました。参考記録として小学生の平均値やアスリートの記録を共有して自分の測定結果の現在地を知りました。​

続いて体力・運動能力の考え方、走ることと跳ぶことの動作とそれらの関係性について学びました。

仲間との練習

自分の測定結果やスポーツ科学のレクチャーを踏まえて、自分に必要なことは何か、改善した方がいいことはあるのか、仲間とのディスカッションや個人練習を実施しました。

測定2nd

​個人練習を経て2回目の測定を実施。自分で練習したことや意識した方がいいことを確認して測定に臨みました。

振り返り

​2回目の測定をもとに今回の授業を振り返りました。測定結果が上下したことに対しての良し悪しではなく、自分自身がチャレンジしたことは何だったのか、狙った通りにできたのか、今後に活かせそうなことは何か、など測定までのプロセスを振り返りました。

子どもたちの声(振り返りの感想より抜粋)

6年生 男の子
自分の走りがすぐに数値化できることに驚いたし楽しかった。中学生になったら陸上部に入りたいと思っているので頑張りたい。

6年生 女の子
今まで垂直跳びを計測したことがなかったので新鮮だった。私はバレーボールを続けたいと思っているので、今日教えてもらったジャンプのポイントを忘れずにこれからも頑張りたいです。​

5年生 男の子
自分の走るタイムをあんまり意識したことがなかったけど意外と速いことに気づいた。タイムを目標にして走ることが楽しかった。​

5年生 女の子
測定の数値がすぐに出て見れて楽しかった。またやってみたい。これからの運動も頑張りたいと思った。走るコツがわかった気がしました。​

総括

アカデミーアドバイザー 小俣より

いわき市立長倉小学校の関係者の皆様に対し、このような機会をいただいたことへ厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。
私どもいわきFCは「いわき市を東北一の都市にする」「スポーツを通じて社会価値を創造する」を理念とし「WALK TO THE DREAM」をクラブスローガンに掲げています。
これらの夢は我々のものだけではなく、いわき市の皆さんと共有する。特にいわきの子ども達にとっての夢であると思っています。
この夢を叶えることは簡単ではありませんし、我々いわきFCの力だけでは不可能です。夢への到達にはいわきの子ども達の力が不可欠です。
このようなことを前提に今回の試みは、単に体育授業のサポートだけではなく、10年後、20年後、いわき市を支え夢を叶える子ども達の知力・体力・徳力の育成を目的としました。
この取り組みがいわき市全体に広がり、いわきの子ども達の夢が叶うことを願っており、そのサポートが我々の夢でもあります。

いわきスポーツアスレチックアカデミーリーダー 阿部より

いわき市立長倉小学校では「ふくしまの夢応援事業」の取り組みを通して複数回にわたり、ISAAを実施してきました。そして活動の趣旨に賛同いただき、本企画をできたこと改めて校長先生と教頭先生に感謝申し上げます。​
企画実施にあたり特に気をつけたことは、測定結果の上がった下がった、良い悪いではなく、まずは自分自身の測定結果を知ること。そして、自分の運動や身体と向き合い、次の測定で何を意識すればいいのかを自分自身で考えてもらうことでした。子どもたちはISAAのプログラムを体験したことがあるからなのか、仲間と話し合ったり大人に聞いてみたりと自分で意欲的に動く姿が非常に印象的でした。さらには測定機器の使用やアスリートの数値紹介することで運動への興味関心が湧いたり、いわきFCをより身近に感じてもらえることを再確認しました。本企画での新たな気づきをもとに、今後も活動を続けていければと思っております。