新型コロナウイルス感染症陽性反応に関する記者会見の内容について
本日、8月8日(土)10:00よりリモートで実施いたしました「当クラブ所属選手の新型コロナウイルス感染症陽性反応に関する記者会見」につきまして、会見の内容をお知らせいたします。
■出席者
株式会社いわきスポーツクラブ 代表取締役 大倉智
■記者会見内容
【いわきスポーツクラブ 代表取締役 大倉智】
日頃からクラブに対しますご支援、ご声援、本当にありがとうございます。本件に関しまして、しっかりと皆様に説明する責任があると思いまして、本日記者会見を開かせていただいています。
また、YouTubeで今回配信をしている理由といたしましては、我々いわきFCパークという飲食店を含めた店舗を管理しており、会社として非常にパブリック性が高いということもあり、お客様と近くにいる存在と認識しておりますので、よくいわきFCパークを利用していただいている方、いわき市在住の方、そして特に湯本地区にいらっしゃる市民の皆様にご心配のないように、正直に今の現状を話すべきと思い、配信をさせていただいています。
まずは、これまでも色々と対策は行なっていたものの、このような結果になってしまったことに対して、いわき市民、特にいわきF Cパークの近くにお住まいの方々にご不安をかけましたこと、誠に申し訳ありません。
本人、ならびに本人のご家族は、現在元気だということを確認できております。
また、選手が「物流センターで働いているのでは」、また「地元の温泉旅館に宿泊しているのでは」というご心配の声も一部聞こえましたが、今年から選手は物流センターでの業務はしておりませんし、住まいも全員がそれぞれの自宅を持っておりますので、現在はそういった心配もないということを最初にお話しさせていただきます。
<これまでの経緯>
クラブのこれまでの活動としては、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた頃、3月5日からトップチーム、アカデミーを含めた全選手、スタッフが1日2回の検温を実施し、4月1日からはトップチームの選手全員が行動記録を毎日報告し記録してきました。
これまで4月7日5月14日までの緊急事態宣言が発令されておりましたが、4月13日5月31日までは、トレーニングを小グループ制とし、自前の施設があることを踏まえ、ルールの徹底、ロッカーの使用制限、食事を弁当配布にするなど対策を行いながら活動を続けました。
その後6月1日3日はオフとしましたが、その際県外への外出は禁止とし、クラブ外の友人との食事はしないなど、徹底したルールのもと管理しておりました。
そして、6月4日全体でのトレーニングを再開しましたが、食事は時差を設けるなど引き続き密を作らないよう工夫をして活動をし、7月18日の開幕まで試合に向けたトレーニングを積んでまいりました。
開幕戦終了後、次節のリーグ戦までの期間が約1ヶ月空くため、7月20日27日まで、1週間のオフを設けました。その頃、帰省することの許可はしていましたが、検温と行動記録の報告は毎日続け、行動記録の把握できない友人などとの会食などは控えるように注意喚起をしていました。
寺村選手に関しましても、一度友人と共に母校へ訪問したという記録はありましたが(マスク着用)、それ以外の時間は基本的に実家でご家族との時間を過ごしていたので、特に私たちも本人への注意喚起というのは必要なく見ておりました。
オフ明け、4日間は感染対策を徹底しようということで、再度緊急事態宣言時と同様、小グループにわけて時間差でのトレーニングを実施しました。(ロッカーの使用なども制限)
そして、8月1日からは全体でのトレーニングを再開したというのが今までの経緯となります。
寺村選手本人は無症状でありましたが、ご家族の陽性反応が確認されたことが伝わってきた8月6日に、保健所の指示によってPCR検査を受けたところ、昨日、陽性反応が確認されました。
その後、保健所の調査により、クラブ内の濃厚接触者として、3名の選手が確認されました。
現時点では3名の名前は伏せさせていただきますが、トレーニングでの接触は濃厚接触とは言えず、他スタッフなどに濃厚接触者はおりませんでした。
ただ、ずっと本人が無症状であったことも踏まえて、1週間遡って行動記録を調査し、あと数名の選手は濃厚接触者ではなくとも、しばらく様子を見て別行動としたいと考えています。
現状の報告としては以上ですが、これからどういう対策をしていくかということが非常に大事だと感じています。
<今後の対応について>
8月23日に次節のリーグ戦を控えているため、安全・安心のためにその前に全員がPCR検査をすることも含め検討しているところです。
昨日、今日の活動は休止とし、明日の活動も休止。それ以降は未定としています。
Jリーグでは定期的なPCR検査を行なっていますが、陽性反応が出ても陽性者とその濃厚接触者以外は活動をすることは認められているようなので、我々もそれらの例も含めて見ながら慎重に対応していきたいと思っています。
【質疑応答】
1. 1週間のオフで大阪の方へ帰省されていたとのことだが、他の選手はどのような行動だったのか
それぞれが行動記録を控えていますが、例えば帰省している選手もいましたし、帰省を控えた者、帰省しても一人で別の宿泊施設で泊まっていた者、それぞれありました。
先述の通り、クラブとしては基本的には帰省は許可しておりましたが、行動については行動記録の把握できない友人などとの接触は十分に気をつけて欲しいと徹底していました。
他の選手も行動記録を見る限り、選手はみんなしっかりと気をつけて行動をしていたことは確認しています。毎日報告は上がってくるような仕組みになっていて、少し心配な部分は本人に確認したりと徹底する意識を持って対応してお
りました。
2. 濃厚接触者は具体的にどういう接触があったのか
検査を受けた前の二日間の間の行動記録を遡って調査をしたいただき、その間、食事を共にしていた選手がいたため、濃厚接触として判断されました。
3 スタッフの方が8月4日、5日の間、一緒にトレーニングをされていたということだったが、その方々は濃厚接触にあたらないのか
寺村選手のトレーニング指導にあたったスタッフが2名いましたが、一人は室内で両者がマスクを着用した上でトレーニングを行なっていたこと、もう一人は屋外で距離を置きながら指導にあたっていたこと、時間もそれほど長い時間ではなかったことから、保健所のほうでそのスタッフは濃厚接触とはならないとの判断をいただいています。
4. チームの活動再開時期の見通しはどうお考えか
保健所からは、陽性者とその濃厚接触者以外の方の活動はクラブの判断ということを聞いているので、国、リーグのルールを確認し、濃厚接触者ではなければ活動していっていいと認識している。
とは言っても、道義的な部分で全員がPCR検査を受けて安全であることを確認したいと思っています。対戦相手もいることなので、8月23日までにはおそらく独自で検査をした上で臨みたいと考えています。
今日と明日は活動を休止しますが、来週からは十分に配慮をした上で再開していきたい。いずれにしても選手、スタッフの安全を最優先にして慎重に判断していきます。
また、濃厚接触者は3名と言われたが、遡って見ていけばどこまでが濃厚接触者かそうでないかの線引きが難しいのがこのウイルスだと思うので、引き続きしっかり調査しながら、少しでも不安な選手やスタッフがいると判断すれば、十分距離を置きながら、もしくは単独で動くなど対応をしながら、うまくこういった状況を乗り切りたいと考えています。
5. アカデミーやいわきFCパークの飲食店への影響は
アカデミーとの濃厚接触はもちろんありませんし、行動を別にしているので通常通り活動を予定しています。いわきFCパークの飲食店も選手がこの期間に行ったりはしていないため、保健所からも問題ないと言われています。
いわきFCパークは今朝すでに消毒も行なっていて、通常通り営業をしていく予定です。
6. 8月23日の試合は予定通り開催されるという認識で良いか
JFLからもリリースされている通り、現在のところ試合は開催される予定です。
7. 現在誰が感染してもおかしくない世の中ではあるが、今後の感染対策としてはどのように考えているか
施設としては消毒を再徹底することはもちろん、これまで行なってきたルール(消毒、検温、行動記録の報告)、外食の控えることなどを再度徹底していきます。
ポイントは体調が少しでも良くないなと感じた時に正直に報告すること、見逃さないということが本当に重要だなと今回身に染みて実感しているところです。選手スタッフ関係者がもう一度徹底するしかないと思っています。
8. 改めて今後の活動にあたってどのように取り組んでいくか
今、日本を含め全世界がコロナウイルスの感染拡大が進んでいて、身近に感じつつも実際に自分たちが当事者となってしまいました。これまでも、「こうなった世の中で経済を立て直すためには文化・スポーツの力が大事。私たちが試合を通じて皆さんに元気を届ける」という気持ちで活動してまいりました。その気持ちは今も変わりませんので引き続き強い気持ちを持ってやっていきたいと思います。そのためには、まず安全、安心が第一だということを身に染みて実感している次第です。
今後もクラブのルールを徹底し、そして福島県のルール、国のルールに従い、しっかりと対応していきたいと思います。
冒頭でもお伝えしましたように、withコロナの新しい生活様式のなかで、私たちはお客様と近い立場で商売をしています。少しでも安心して応援してもらえるよう、十分な対策を行なった上で活動していきたいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。


