【マッチデープログラム】10月17日(日)JFL第26節 ソニー仙台FC戦
いわきFCホームゲームでは、試合ごとに選手へのサポートを募集するシステム「マッチデープレイヤーサポーターズ(通称:プレサポ)」を実施!
今節も沢山の応援ありがとうございました!サポート金額は、選手本人とチーム強化費に充てられます。
次節ホームゲーム10月17日(日)ソニー仙台FC戦のプレサポを受付中です!
対戦相手のソニー仙台FCは、宮城県の実業団クラブ。選手は基本的にソニー及び関連企業の社員であり、午前中は業務をこなし、午後からサッカーの練習を行う。Jリーグへの昇格意思を持たない実業団クラブだが獲得選手のレベルは高く、近年は常に安定した成績を残す。Honda FCと並ぶ「JFLの門番」として、Jリーグ参入を目指すクラブの高い壁であり続けている。
1999年から続く現在のJFL(日本フットボールリーグ)では「プロの横にいる最強アマチュア」として、社内の活力の源になることを目指し活動。2010年には天皇杯でベガルタ仙台に勝利するなど結果を残したものの、翌年、チームは大きな試練に襲われる。
東日本大震災で、多賀城市にあるソニー仙台テクノロジーセンターが大きな被害を受け、チームは約2カ月間、活動を停止。後期よりリーグに参加するも、最下位の18位に終わった。松本山雅FCのJ2加盟とジェフリザーブズの解散に伴い地域リーグへの降格を免れ、かろうじてJFL残留を果たした。
そんな困難に屈することなく、チームは巻き返す。2012年は12位、2013年は9位。2014年は5位と着実に順位を上げ、2015年のファーストステージで2位。セカンドステージで無敗優勝し、JFLチャンピオンシップでもヴァンラーレ八戸に勝ち、初のリーグ優勝。以降もコンスタントに上位に入り、2017年以降は毎年4位以内をキープしている。
いわきFCはソニー仙台FCと過去4回対戦し、1勝3敗。初対戦は2018年の天皇杯1回戦。いわきは試合序盤に先制するも1対2の逆転負け。当時のソニー仙台FCにはDF田中龍志郎・FW鈴木翔大が在籍しており、田中はこの試合にフル出場している。
そして今年7月に行われたJFL第15節。アウェーのいわきはチームの攻守の核・日高大が欠場し、小田島怜、黒澤丈、奥田雄大、米澤哲哉と4人のCBを並べる4バックで対峙。普段は右SBの嵯峨理久を左サイドハーフに上げる起用が当たった。嵯峨が後半に2ゴールを奪い、いわきが2対0で初勝利。
通算5度目、そして今シーズン2度目の対戦となる今節。いわきFCは難敵・ソニー仙台FCをどう攻略するのか。田村雄三監督、村上佑太アナリストのコメントを紹介する。
■「相手どうこうより、いかに自分達の力を出すか」(田村雄三監督)
「ソニーさんは力のあるチーム。サッカーをよく理解し、相手を見ながらゲームをコントロールできる選手が特にCBやボランチにいる印象です。攻めるべき時はしっかり攻め、落ち着かせるべき時は上手くゲームを切るなどして対応してくる。Honda FCさんと並び、個人の能力と経験値が非常に高いチームだと思っています。
彼らのペースに巻き込まれることなく前に出続け、休ませない。そんなゲームができればいいのですが、決して簡単ではないことはよくわかっています。
ただ、今はソニーさんどうこうよりも、自分たちの力をもっと出すにはどうしたらいいかばかりを考えています。前節のヴェルスパ大分さんとの試合で気になったのが、全体的にコンパクトではあるけれど、やや後ろに重たかったこと。決して相手のプレッシャーが速かったわけではないのに、攻守の切り替えや準備が遅く、パスがつながらなかった。もっとアグレッシブなディフェンスができたら、全体のバランスが変わってくる。そこを今週の練習で修正しました。
ソニーさんの中心選手は左サイドのMF藤原元輝選手。彼にどう対処するか。前回の対戦では、普段右SBの嵯峨理久を左サイドハーフに上げて戦いました。そのやり方も含め、メンバーとフォーメーションは前節から多少変わるでしょう。
ここからは基本的に調子のいい選手を、組み合わせを考えながら使っていきます。ヴェルスパ戦の翌日に福島ユナイテッドFCさんとトレーニングマッチをしたのですが、ここしばらく試合に絡む回数が少なかったFW吉澤柊と岩渕弘人がいい動きを見せていました。彼らに加えFW平岡将豪、古川大悟、谷村海那あたりを上手く起用できたら面白いかなと思います」
■「怖さはそれほど感じない」(村上佑太アナリスト)
「今のソニーさんがどういうサッカーをするか、明確に答えられる人は少ないと思います。相手に合わせて戦い方を変える器用さがあり、技術レベルも高い。でも、Honda FCさんやヴェルスパ大分さんと比べ、突出した地力があるとは考えていません。ここ数試合を見てもFC刈谷さんやホンダロックSCさんといった下位チームに取りこぼしています。ラインメール青森さんにはギリギリのゴールで勝ちましたが、前節はF.C.大阪さんに負けている。試合を見ていても、強い年のソニーさんと比べてそれほど怖さを感じない。それが正直な印象です。
フォーメーションは4-2-3-1。今節の大きなポイントがボランチ二人。ここ数年のソニーさんを支え続けてきた平田健人選手と吉森恭兵選手が出場停止とケガで欠場する見込みです。彼ら2人が出ないゲームをほとんど見たことがなく、おそらく、展開するサッカーは前節と変わるでしょう。特にゲームコントロールの中心的な役割を果たしてきた吉森選手が出られないことは、ソニーさんとしては痛
いのではないでしょうか。
攻撃のキーとなるのは10番のMF藤原元輝選手と8番のFW佐藤碧選手。今年の天皇杯で見事なゴールを決めた佐藤選手は特に厄介な存在です。ワントップの位置にいますが、実質的にゼロトップのフリーマンのような形で自由に下り、さまざまな場所に顔を出してくる。この選手を気持ちよくプレーさせると、ソニーさんのペースになってしまいます。
そして、今季11点を取って得点ランキング2位にいる藤原選手ですが、基本的に左サイドに張っていて、ボールを持ったら右に切り返して右足でシュートするのが鉄板。ただし組み立てに参加してくる選手ではないので、彼へのパスの出所をしっかり押さえることが大事。ボールを持ったとしても内側をしっかり切って縦に行かせて奪う。そんな守り方ができればと思います。前節、ヴェルスパ大分さんのMF利根瑠偉選手を抑えることができたので、今節もやれるのではないでしょうか。
ボランチが代わることもあり、今節は前のメンバーを変えてくるかもしれません。9番のFW内野裕太選手と17番のFW上野瑶介選手はここ最近の試合では終盤のパワープレー要員で起用されていますが、どちらかの選手をスタメンで使ってくる可能性もある。特に前線のターゲットマンとして内野選手が出てきた時、彼へのロングボールに対応できるかどうかもカギになるでしょう」
■リーグ終盤に向け、厳しい戦いが続く。
前節にホームでヴェルスパ大分と引き分け、15勝7分け2敗の勝ち点52で首位を走るいわきFC。リーグ終盤に向け、ここからは1試合も落とせない戦いが続く。
東日本大震災のダメージから立ち直り、地域社会への貢献を目標とするソニー仙台FC。そして震災をきっかけに誕生し、いわき市と双葉郡の活力の源となることを目指して戦ういわきFC。ともに東北を盛り上げるライバル同士のバトルに、ぜひご注目を。
【前節のハイライト】
今節は「明治安田生命 PRESENTS みんなの健活DAY」として開催。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策を十分に行い、安心安全の運営を徹底してまいります。
【いわきFC LINE公式アカウント友だち登録キャンペーン】
いわきFC LINE公式アカウントを新規ご登録いただい方へ、2021シーズンのいわきFCホームゲーム「いわきFCオフィシャルグッズブース」で使える「500円割引クーポン」をプレゼントする登録キャンペーンを実施中!