【マッチデープログラム】11月14日(日)JFL第31節 FCティアモ枚方戦
いわきFCホームゲームでは、試合ごとに選手へのサポートを募集するシステム「マッチデープレイヤーサポーターズ(通称:プレサポ)」を実施!
今節も沢山の応援ありがとうございました!サポート金額は、選手本人とチーム強化費に充てられます。
次節ホームゲーム12月5日(日)F.C.大阪戦のプレサポを受付中です!
今節対戦するFC TIAMO枚方は、8月の対戦でシーズン初黒星をつけられたチーム。因縁の相手について、詳しく紹介しよう。
FC TIAMO枚方は、大阪府枚方市、寝屋川市、交野市を中心とした北河内地域をホームタウンとするクラブ。「TI AMO」とはイタリア語で「愛している」という意味。
2004年にガンバ大阪のチームメイトだった稲本潤一・新井場徹・播戸竜二の3選手が共同オーナーとして設立した「FCイバンイーナ」をオリジンとし、大阪府リーグ5部からスタート。2015年に「枚方からJリーグ」「枚方の街作り」というスローガンのもと、クラブ名を「FC TIAMO枚方」とし、関西リーグ1部に昇格。チームはここからJFL昇格に向け、雌伏の時を過ごす。
2019年は関西リーグ1部2位。再び全社懸けで第55回全国社会人サッカー選手権大会に挑み、見事優勝。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2019に進出し、連勝で決勝ラウンド進出に王手をかけた。
この時、行く手を阻んだのが東北王者・いわきFCだった。
引き分け以上で決勝ラウンド進出となる2勝の枚方と、勝利がマストとなる1勝1分けのいわき。試合はFW赤星魁麻(現在は高知ユナイテッドSCでプレー)と平岡将豪がそれぞれ2ゴールを挙げたいわきが4対2で勝利。グループ1位で決勝ラウンド進出を決めた。
枚方は2勝1敗の勝ち点6でBグループ2位。1次ラウンド・グループ3位の最多勝ち点チームに決勝ラウンド進出権が与えられるが、同勝ち点で並んだCグループ高知ユナイテッドSCに得失点差で及ばず、再び1次ラウンド敗退となった。
その後、いわきFCはJヴィレッジスタジアムで行われた決勝ラウンドを無敗で制し、JFL昇格。2位に入り、いわきとともに昇格したのは高知ユナイテッドSC。FC TIAMO枚方は、地域CLの壁に再び押し返された。
捲土重来を期して臨んだ2020年シーズンは、関西リーグ1部で初優勝。王者として3度目の地域CLにチャレンジし、初戦の大量得点が決め手となり優勝。2位 FC刈谷とともに、念願のJFL昇格を決めた。
そして迎えた2021年。
7月18日の第17節。いわきFCとFC TIAMO枚方はJFLの舞台で2度目の対戦。試合は序盤から枚方ペースで進んだ。14分にMF井上翔太選手がゴールを挙げて枚方が先制するも19分、雷によって中断。いわきは気持ちを入れ直し、再開後にペースをつかむも、23分に再び中断。試合は延期となった。
8月14日に行われた再試合は前半23分、0対1のビハインドからの再開。またしても枚方がペースを握り、27分にMF佐藤諒選手が追加点。いわきFCは58分にFW谷村海那のゴールで1点を返し、その後も優勢に試合を進めるも守り切られ、1対2で今季初黒星となった。
そんな難敵・FC TIAMO枚方を今節、いわきFCはいかに攻略するのか。田村雄三監督、村上佑太アナリストのコメントを紹介しよう。
■「中盤のゲームコントロールがカギ」(田村雄三監督)
「10月末からの3連戦で勝ち点9。いい形で終えることができました。FC刈谷戦後は2日オフを取ってリフレッシュ。水曜日からトレーニングを再開しましたが、雰囲気よくできています。
3連戦は結果こそよかったですが、攻守で細かい課題が多く出ました。チームとしての課題と個人としての課題。それぞれをしっかりと整理して試合に臨みたい。ここから4試合すべて勝つつもりですが、一つ一つしっかりと戦っていきます。
FC TIAMO枚方さんは攻撃力の高いチームなので、まずはMF 山下優人など中盤の選手が相手を上回り、ゲームをコントロールすることが大事。そしてFWは前への強さを示せる選手、DFはアグレッシブに戦い、ボールを奪える選手を使いたいと考えています。
いわきグリーンフィールドでの約2カ月ぶりのゲームになりました。ホーム残り2試合の1つでもありますし、当日はイベントも行われます。たくさんの人が来場して下さると思うので、とても楽しみです。自分達らしい戦いを見せたいですし、夏にアウェーで敗れている枚方さんにホームでリベンジします」
■「おそらく点の取り合いになる」(村上佑太アナリスト)
「FC TIAMO枚方さんはJFL屈指の攻撃力を持つチーム。昇格1年目でこの順位につけているのはすごいこと。今シーズン、無得点で終わった試合は2試合のみで、どんな相手でも点を取れる。そこから考え、おそらく点の取り合いになるでしょう。
前回アウェーで負けてしまいましたが、失点はクリアミスを拾われたもので、決して崩されたわけではなかった。攻撃でも多くのチャンスがありましたが、決め切れなかった印象。決して内容で負けたわけではなく、やるべきことはできていた。だから、自信をもって臨んでほしいと思います。
フォーメーションは4-2-3-1。警戒しているのはワントップのFW 松本孝平選手。ボールを収められるし走れる選手です。前節は出場停止でしたが、今節は出てくるでしょう。そして攻撃のアクセントとなるのが右サイドのMF 佐藤諒選手。左利きで、ドリブルからカットインしてから左足でシュート、というわかりやすい武器を持っています。加えてペナルティエリアの外からミドルシュートも打ってきますし、どこにでも顔を出してくる。捕まえづらい選手なので、注意したいところです。
今シーズン、先に点を取れた試合はすべて勝っています。この試合もやはり、先制点がポイントになるでしょう。久しぶりのいわきグリーンフィールドですが、ここでは今シーズン無敗。相性のよさを生かして勝ちたいと思います」
■残り4試合。すべて勝つ。
第29節・東京武蔵野ユナイテッドFC戦の勝利で今シーズンの4位以内が決まり、J3昇格条件をクリアした。
次なる目標はもちろん、JFLのタイトル奪取だ。
首位Honda FCといわきFCの2チームに絞られたと言ってもいい優勝争い。いわきFCは18勝7分け3敗の勝ち点61。勝ち点でHonda FCと並ぶも、得失点差で上回られ2位。ただし消化試合数が1試合少なく、残り4試合にすべて勝てば、Honda FCの結果にかかわらず自力優勝となる。果たして優勝、そして70得点/30失点の目標達成なるか。
観戦ルール順守の上、気持ちのこもった拍手で、選手達を後押しいただきたい。
【前節のハイライト】
今節は「いわきドリームチャレンジ2021 presented by 磐栄ホールディングス〜いわきサンシャインマラソン PRデー〜」として開催。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策を十分に行い、安心安全の運営を徹底してまいります。
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