PLAYER SUPPORTERS
いわきFCホームゲームでは、今シーズンも試合ごとに選手へのサポートを募集するシステム「プレサポ」を実施。
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MATCH PREVIEW
2024明治安田J2リーグ第36節。いわきFCは10月26日(土)、ハワイアンズスタジアムいわきに水戸ホーリーホックを迎える。この試合の見どころについて解説していこう。
ポイント&レビュー
今節の対戦相手・水戸ホーリーホックは茨城県水戸市、日立市、ひたちなか市などをホームタウンとするクラブ。クラブ名の「ホーリーホック」は「葵(タチアオイ)」を意味し、水戸徳川家(水戸藩)の家紋から取ったものだ。
オリジンは1994年に創設された「フットボールクラブ水戸」。1997年に土浦市に本拠地を置いていたプリマハム土浦工場の実業団チーム「プリマハムフットボールクラブ土浦」と合併し、株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホックが設立。現体制となって旧JFLに参戦する。
その後、1999年にスタートするJ2への加盟を申請するも見送りとなり、日本フットボールリーグ(JFL)に参加。1999年シーズンに3位に入り、2000年にJ2参戦。以来、一度も昇降格を経験することなくJ2で戦い続けている。
2023年シーズンは開幕3試合連続ドローでスタート。第7節でやっと初勝利を挙げるもた第16~18節で3連敗するなど思うように勝点を伸ばせない。その後6試合連続ドローを含む10戦負けなしで復調するも終盤戦で負けが込み、11勝14分け17敗の17位でフィニッシュしている。
この年に始まったのが「常磐線ダービー」こといわきFCとの対戦だ。昨年の対戦成績はいわきの1勝1分け。開幕第2節の初対戦はアウェーで引き分け。そして、ハワスタで迎えた第25節はシーソーゲームの大激闘の末、いわきが4対3で逆転勝ち。2023年随一の名勝負となっている。
同じ3バックで構える同士のミラーゲームだが、両チームとも開幕から大幅にメンバーが変わっており、前回対戦は戦術面ではあまり参考にならない。ただし水戸のアグレッシブなプレースタイルと切り替えの速さは健在。互いのストロングをぶつけ合う展開となるだろう。
3-4-2-1で構える水戸だが、攻撃時に4-1-5に近い立ち位置からビルドアップするのが特徴。最近の試合ではワントップと両WBが前線の高い位置に張り、生まれたスペースで2シャドーが動いてボールを引き出すパターンを多用する。警戒すべきは17長澤シヴァタファリと7新井晴樹の両WB。得点は彼らのクロスからによるものが多い。特に左WB新井は右利きでスピードに優れ、カットインから個人で展開を打開できる選手。決して自由にしてはいけない。
ただし、水戸はクロスによる失点も多い。そのため、カギを握るのは両チームのWBによるサイドの崩し合いとなるだろう。水戸の長澤&新井といわきの山下&五十嵐&加瀬。サイドを制圧するのはどちらか。彼らのバトルは試合を左右する大事な要素だ。
至近の第34節、結果的に追いつかれはしたものの、清水エスパルスを相手に2点を奪っている水戸。現在下位ながらも地力は確か。上位にいるいわきに対し、闘志むき出しで挑んでくることは間違いない。
プレーオフ圏内入りに向け、痛い黒星。
10月20日のJ2第35節は、勝ち点51の8位対勝ち点55の6位による6ポイントマッチ。いわきFCはアウェーの地に乗り込み、ファジアーノ岡山との戦いを迎えた。
DF生駒仁が約2カ月ぶりに復帰して3バックの中央に入り、FW熊田直紀がスタメン入り。シャドーにFW谷村海那と有馬幸太郎。MF柴田壮介と山口大輝でダブルボランチを組み、サイドは右に五十嵐聖己、左に山下優人という布陣を組んだいわき。試合は3-4-2-1同士のミラーゲームとなった。
立ち上がりから激しいプレスをかけて優位に立ったのは岡山。いわきは競り合いを制されて自陣に押し込まれ、立て続けにセットプレーを与えてしまう。14分、左サイドのCKのこぼれ球を岡山FW岩渕弘人に蹴り込まれ、岡山に先制を許す。
さらに21分に岡山が直接FK。GK立川小太郎が好セーブもこぼれ球を再び岩渕にプッシュされ2失点目。今季いわきから岡山に移籍した岩渕はキャリアハイの11ゴール目。いわきの4年間で培った得点感覚が本物であることを、古巣を相手に証明してみせた。
その後も岡山の攻勢は続き、いわきは前半40分ごろまで圧倒される形。そこから徐々に勢いを取り戻し、43分には右サイドからFW谷村が落としたボールをFW熊田がシュート。反撃体勢を整える。
後半、MF柴田に代えてMF加瀬直輝を右サイドに入れ、MF五十嵐が左サイドに回る。前半にイエローカードをもらったDF生駒に代わりDF大森理生が入り、いわきは3-1-4-2で構える。55分にMF山下のFKをDF大森が頭でそらし、巻き返しのゴール。徐々にオープンな展開となる中、いわきはサイドアタックに活路を見出し攻勢を強めていく。対する岡山も交代枠を駆使し、得点を許さない。
64分にはFW熊田に代え、MF大西悠介が約5カ月ぶりに復帰。後半はいわきがゲームをドミネートして最後まで攻め続ける。しかしゴールを奪えず、無念のタイムアップ。いわきは目標のプレーオフ圏内入りに向け、痛い黒星を喫した。
プレーオフ進出が懸かる終盤のゲーム。勝利へのプレッシャーは当然あるだろう。若い選手が多く、この状況の経験値が低いことも自明。だが、それでも戦いは続く。8月末のベガルタ仙台戦に続き、前半の早い時間の失点で6ポイントゲームを落としており、早急に改善の余地を見出したい。
今節の水戸戦は、ここまで積み上げてきたプレースタイルをもう一度見つめる大切なリスタートのゲーム。球際の強さや走力といった、決して負けてはいけないベースの部分で、しっかりと相手を上回りたい。
「相手のことを考えるより、自分達のよさを見直したい」田村雄三監督
「岡山戦ではやるべきことができませんでした。ボールを下げてしまうことや、プレーのアングルやサポートの質の悪さ、3バックのバタつきなど、全体的に今一つかみ合っていなかった印象です。
もちろん相手あってのこと。岡山さんがしっかりと対策を立ててきたからこそやりたいことをやれなかったわけですが、現実を受け入れねばなりません。やろうとはするけれど、上手くつながっていかない。原因がメンタルなのか、コンディションなのか、それとも戦術なのか。さまざまな方向から考察し、修正したい。
今節はミラーゲームになりますが、水戸さんはビルドアップの時に形を変えてくるので対応が必要。ただし相手のことを深く考えすぎず、もう一度自分達のプレースタイルを追求したい。水戸さんは順位こそ下ですが、アグレッシブで攻守の切り替えも速い。でも、そこは我々のストロングでもある。自分達のよさを見直し、ここまで取り組んできたプレースタイルを今一度表現するつもりです。ホームのお客さんの前で勝ち点3を取れるよう、これまでと変わることなくしっかりと戦います」
2024明治安田J2リーグ第36節 水戸ホーリーホック戦は10月26日(土)13時50分より、ハワイアンズスタジアムいわきにてキックオフ。試合の模様はDAZNでライブ配信される。
激戦続くJ2はいよいよ残り3試合。若き選手達が躍動する、90分間止まらない、倒れない「魂の息吹くフットボール」を、ハワスタで目に焼きつけてほしい。
いわきFCの最新情報は現在、”魂の息吹く”noteにて配信中。本マッチプレビューについても厚みを増した形で記載しているので、ぜひチェックしてほしい。
MATCH DATE
MATCH INFORMATION
今節は「東日本計算センタープレゼンツマッチ」として開催!
2024明治安田J2リーグ第36節 水戸ホーリーホック戦は10月26日(土)13時50分より、ハワイアンズスタジアムいわきにてキックオフ。試合の模様はDAZNでライブ配信される。
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